DV対処法 その1(保護命令など)

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    《DV対処法 その1(保護命令など)》


    DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことを言います。
    相談者の中には、殴る蹴るの身体的暴力だけをDVだと思っている方がいますが、そんなことはありません。精神的、性的、経済的暴力も立派なDVです。
    最近では、「モラルハラスメント」という言葉が普及していると感じています。これも立派なDVなのです。
    DVの被害者は自分を責めたり、一時平和な時期があることからこれはDVではないと勘違いして、被害に気付いていない方も多くいます。

    DVには主に以下の種類があります。

    /搬療暴力

    殴る、蹴る、突きとばす。
    物をぶつける。
    髪の毛や服をつかんで引きずり回す。

    ∪鎖静暴力

    「バカ」「お前は何もできない」「デブ」などと馬鹿にした発言をする。
    「誰の金で飯食わせてやっているんだ」と怒る。
    無視する。
    携帯電話やメールを勝手に見たり、行動を監視する。
    親や友達などとの交友関係を制限する。
    子どもや人前で罵倒したり非難したりする。
    ストレスとなる行為を繰り返し行う。

    性的暴力

    嫌がる性行為の強要。
    中絶を強要する。
    異常な行為の強要。

    し从囘暴力

    生活費をくれない。
    無計画な借金を繰り返す。または妻の名義で借金をする。
    給与明細や振込口座を知らせない。

     

    これらはあくまで一例です。

     

    DVを受けた時の対処法ですが、その内容・程度によって異なります。

    あなたや子どもの生命や身体に危険がある場合には、すぐに警察を呼ぶか、警察署に相談しに行ってください。
    同時に、地方裁判所で「保護命令」の申立てを行います。
    夫婦関係の継続中に身体への暴力(又は生命・身体に対する脅迫)を受けた妻(夫)が、今後、身体的暴力を振るわれて生命や身体に重大な危害を受けるおそれが大きいときに申し立てができます。

    保護命令の申立と同時に、離婚調停の申立も行うといいでしょう。

    相手に対する執着が強い案件の場合には、協議離婚ではなく、裁判所での調停離婚、裁判離婚をしたほうがいい場合があります。

    保護命令を申し立てる前に、配偶者暴力相談支援センター(もりおか女性センターや岩手県男女共同参画センターなど)、または警察署(生活安全課等)に相談に行くことが必要です。これがないと、公証人役場における宣誓供述書が必要になり、面倒です。


    裁判所に提出する証拠としては、

    暴力・脅迫を受けたことを証明する資料(診断書、受傷部位の写真、陳述書など)、
    夫(妻)から今後身体的暴力を振るわれて生命、身体に重大な危害を受けるおそれが大きいことを証明する資料(本人や第三者の陳述書など)が重要です。
    携帯電話のカメラでいいので、すぐに、けがの部位の写真を撮っておきましょう。

     

    保護命令申立後の手続としては、本人の面接の終了後、相手方から意見を聞きます。
    裁判所は、相手方の言い分を確認し、証拠に照らして保護命令を発令するかどうかを決します。
    早ければ、相手方の出頭した審尋期日に保護命令が言い渡されることもあります。

    そこまで緊迫した身の危険がない場合には、DVの相談機関や弁護士に相談に行って、今後の対応を検討することをおすすめします。これはぜひお早めに。

     

    弁護士を選ぶのってなかなか難しいですよね。
    相談しに行って、「ちょっとこの弁護士合わないな・・」と思ったら、そこで決めずに、他の弁護士も訪ねてみてください。これも誤解が多いですが、相談したからといって、その弁護士にしなくちゃいけないなんてルールはありません。相性がありますから、自分と合う弁護士を選ぶことが大事です。

     


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