DV対処法 その2(別居、離婚調停の申立て)

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    ドメスティックバイオレンス(家庭内暴力)を受けたときの対処法として、前回、保護命令の申立ての仕方について書きましたが、当然ながら夫との別居が前提です。

     

    緊急性が高い場合には、すぐに警察に連絡して逃げてください。

     

    無職や低所得により、別居する費用がない場合には、遠慮せずに、生活保護を受けましょう。

    役所の保護課に行って、DV保護命令の事案であること、別居の必要性が高いことを説明すれば、最近では割と早く生活保護を受給できる場合もあります。

    預金がない場合には、家賃のみならず、敷金、仲介手数料などの初期費用も出してくれますので、手元にお金が全くない人でも、夫と別居をすることができます。地域ごとに、補助できる家賃額の上限が決まっていますので、その額を役所で聞いて、範囲内の家賃のアパートを探して、その旨役所に伝えれば早く手続きが進みます。


    こうして夫に知られない場所で別居して、自分で生活できるようになることが、DVと決別する大事な一歩です。

    なぜなら、多くの妻が、お金がなくて生活できない、行くところがない、実家は知られているので怖いなどの理由で、我慢を続けたり、一旦は家を出ても生活苦から夫の元に戻り、さらにひどいDVを受けてしまうことが多いのです。


    身の安全を図った後は、間髪いれず、離婚調停の申し立てをしましょう。

    DVの場合、夫が妻に対し、執着していることが多いので、それを断ち切るためにも、公的な場で離婚の話し合いをすることが必要です。

    協議離婚に応じてくれる場合(離婚届を書くこと)、それでもいいのですが、夫と連絡を取るのは危険ですし、不利な内容の離婚条件に応じてしまうことも多いです。

    調停の申し立ては、ご本人で十分できます。簡単です。
    家庭裁判所の窓口に行けば、申立ての仕方、必要書類などを教えてくれます。

    まずは、最寄りの家裁に行ってみましょう。

     

    調停はあくまで話し合いですから、夫との間で合意がまとまらない限り、離婚は成立しません。

     

    夫と、離婚や条件面で折り合いがつかず、調停で離婚が成立する見込みがない場合には、調停を続けていても無駄ですし、あなたの精神的負担が増えるだけですから、調停は不成立にしてもらって、訴え提起(裁判)に移行したほうがいいでしょう。


    DV被害を受けた妻たちは、総じて自分を責めていたり、泣き寝入りして我慢することに慣れていたり、異常な夫の要求に屈する癖がついていたり・・そういう自分に気づいていない方も多くいます。

     

    依頼者の皆さんも、徐々に、過去を冷静に見つめなおし、自己肯定感や正常な感覚を取り戻していっています。
    ある程度の期間が必要ですし、人の助けが必要です。

    我慢せず、最初の一歩を踏み出してほしいです。
    DVは子どもにとっては虐待です。子どものためにも勇気を出してください。

     



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